2025/09/30 05:48
前回の記事(1/2)では、技術進化の予測不能な歴史や、写真新世紀・AIを通じて「写真の概念が変わり続ける」という話をしました。
そこでは、GR5もまた思想を背負った存在になるだろうと書きました。
ここでは自由に遊び心を込めて Ricoh GR5の未来像を妄想 してみたいと思います。

カメラが飲み込む未来
電話がカメラを飲み込みスマートフォンになったように、カメラがまったく別の機能を取り込む未来もあり得ます。
・撮影した瞬間にSNSへ自動共有し、コミュニティを呼び寄せる
・ファインダーを覗きながら通話できる「カメラフォン」的進化
・撮った写真が数十年後に開封されるタイムカプセル機能
GRがこれらを実装するかはわかりません。
しかし「思想を優先するカメラ」だからこそ単なる便利さではなく、体験を変える方向で進化する可能性は十分にあるでしょう・・
フィルム回帰という二つの未来像
Ricoh GRの未来を妄想するとき、浮かんでくるのが「フィルム回帰」というテーマです。
2つのルートで今後のGRがフィルムカメラになることを挙げます。
ひとつめ。
GR5そのものが逆にフィルムカメラになる という未来像です。
巻き上げレバー、手動ISO、そして現像を待つ不便さ。
現像を待つ不便さを越えて GRはやっぱり思想のカメラ となります。
もうひとつは現実的な可能性。
近年、Rollei 35AF や PENTAX 17 といったフィルムカメラがまさかの新製品で発売となりました。
一度は終わったとされたフィルム文化に、新しい世代が惹かれています。
この流れを踏まえれば、GR5はデジタルとして進化しつつ、別ラインとしてGRフィルムエディションが登場する という展開も十分に考えられます。
つまり「妄想」と「現実」の両方の軸で、GRはフィルムに回帰する未来が描けるのです。
・Ricoh GR5:デジタルカメラとして深化(進化)
・Ricoh GR5:デジタルカメラとして深化(進化)
・GRフィルムエディション:GR1vの継承


GR4がロックだったとすれば、6年後のGR5は思想をさらに先鋭化させる存在へ。
それはデジタルとして深化(進化)する未来でありながら、同時にフィルムへと逆行する未来かもしれません。
Ricoh GR公式が語るように、GRの歩みは単なる「進化」ではなく「深化」
だからこそGRはこれからも「写真とは何か」を問い続けるカルチャーであり続けるでしょう。

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