2026/03/22 22:23
前編から2か月空いてしまいましたが後編です。最近特に気になったAIの活用について。AIの登場は作家にとってベーシックインカムと言えるのではないか?ということです。

AIが使えるようになったことで、ベーシックインカムはすでに始まっているのではないかと感じています。
AIによって効率化どころか稼げるようになりました。
・コードが書けなくてもアプリが作れる
・デザイナーでなくてもビジュアルが作れる
・ライターでなくても文章が書ける などなど・・
直接お金が支給されるわけではありませんが、稼ぐための足場は誰にでも開かれました。
そう考えると、AIはベーシックインカムと言えるのではないでしょうか。
(それでも使わない人がいる、という話はここでは置いておきます。)
(それでも使わない人がいる、という話はここでは置いておきます。)
写真歴史で繰り返されてきた波
去年あたりから写真展のステートメントに気になることが増えました。
「静かに立ち上がる・・」といった既視感のある言い回し。
ブログやSNSだけでなく、写真展という大舞台でもchatGPTのテキストがそのまま使われている。
写真の歴史は、参入障壁が下がり続けてきた歴史でもあります。
撮影技術の民主化の歴史です。
撮影技術の民主化の歴史です。
・化学者から現像レシピが汎用的に
・大判カメラからライカ版ヘ
・モノクロからカラーヘ
・モノクロからカラーヘ
・フィルムからデジタルへ
・デジタルからスマートフォンへ
誰もが写真を撮るようになるにつれて、撮れることそのものの価値は下がっていきました。文化全体の裾野は広がり、プロに求められる役割は変化していきました。AIもその延長線上にあります。
AIは作家にとってのベーシックインカム
これまで写真作家として土俵に上がるためには、作品を言語化する力や、現代美術のリテラシー、写真の歴史、
批評の言葉を身につけるための時間と環境が必要でした。しかし今ではステートメントを書くことも、
コンセプトを整理することも特別な技術ではありません。
AIが作家にとってのベーシックインカムだというのはお金の話ではありません。作家として土俵に上がるための最低限の足場が誰にでも保証されるようになったということです。師匠がいなくても、美大を出ていなくても今日からステートメントを持って展示することができます。
ステートメント講座が変わっていくのも当然です。
書き方を教えるよりもなぜ自分はこれを撮るのかを掘り下げる場の方が価値を持つでしょう。
これから作家に問われるのは
・何をやるのか
・なぜそれをやるのか
・本当に自分のものなのか ということです。
>> AIが使いそうな言葉|2025年現代写真定点観測【前編】
2026/03/30 追記)
生成AIの利用が年収や成果と関係しているという調査がありました。
>> 生成AI使う?使わない? 「二極化」する利用状況、年収との相関くっきり

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